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学部・研究科レポート
法学部の授業紹介'20(17)刑法概論―竹内健互准教授
「法学部の授業紹介'20」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。17回目は「刑法概論」の紹介です。ただし、今年度はオンライン授業をおこないますので、多少は内容や方法が変わる場合があります。昨年度までの内容をもとに紹介します。
刑法概論
法学部准教授 竹内健互
今回紹介する「刑法概論」は1年生向けの科目です。今年の春学期は、新型コロナウィルスの影響で対面授業ができませんでしたので、パワーポイントを用いて動画形式で授業を行いました。
どんな内容を学ぶかというと、ズバリ、刑事法の「基本原理」です。基本原理とは、基本的な決まりや原則です。ただどんな基本原理かを学んで終わりではありません。学んだ内容を身近な実生活の問題に引きつけて考え直すことは、もっと重要です。そこで、今年は、「歩きスマホを処罰すべきか?」という問題を取り上げて、みんなで一緒に考えました。
ところで、旅行や用事で知らない場所に初めて行くときは、大雑把でも下調べしてから出かける人も多いでしょうが、見知らぬ土地ゆえ、いざ現地で道に迷ってしまう場合もあります。そんなとき、役に立つのが「ランドマーク」です。ランドマークとは、移動中に方向や距離の視覚的な手がかりを与えるもので、「目印となる特徴物」(建物や煙突など)を指します(最近は、地図アプリやナビアプリも充実してはいますが...)。
刑法概論で学ぶ基本原理は、いわば「ランドマーク」としての役割を果たします。知らない土地で街歩きの際中に道に迷ったら「ランドマーク」を手がかりとして仕切り直せばよいように、専門科目の難しい問題で迷子になった時は「基本原理」に立ち返ればよいのです。刑法という学問に深く分け入っていくためには、やはり刑法学の歩き方の「基本」をおろそかにしないことが大切です。
それでは、どんな基本原理があるのでしょう? これについては、授業で皆さんと一緒に学ぶことにしましょう。
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