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学部・研究科レポート
法学部の授業紹介'20(7)プレゼミナールⅢ・Ⅳ(民法)―林田光弘講師
「法学部の授業紹介'20」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。7回目は「プレゼミナールⅢ・Ⅳ(民法)」の紹介です。今年度は春学期にオンライン授業を行っていますので、その様子をご紹介します。
ゼミナールとは、少人数の学生が一人の教員に付き、主体的に討論や発表を行う科目です。今回紹介するプレゼミナールⅢ・Ⅳは、2年生を対象にしたゼミナールであり、今年度は15名の学生が私の下で勉強しています。
私のプレゼミナールでは、民法という法律について勉強します。法律を勉強するといっても法律の文言をただ丸暗記するわけではありません。法律の文言はインターネットで調べれば、誰でも知ることができます。
むしろ重要なのは、法律の文言の意味を自分の頭で理解し、実際の紛争に当てはめて使いこなせることです。そこで、私のプレゼミナールでは、民法に関する基本的な設例を題材とし、その設例が民法のルールでどのように解決されるかを学生たちと検討しています。
ところで、駿河台大学では現在オンライン授業が実施されており、大学構内への学生の立ち入りも制限されています。そこで、私のプレゼミナールでは、ビデオ通話を用いたテレビ会議の形式で実施しています。
学生たちはテレビ会議上で3つのグループに分かれ、まずそのグループ内で各自の意見を交換し、議論します。その後、1つのグループの代表者が議論の成果を報告し、これに対して他のグループから批評を加えることで、最適な紛争の解決を全員で話し合います。
テレビ会議を用いた授業は、参加者たちにとって新鮮だったようです。しかし、これからの時代、テレビ会議は当たり前になるはずです。学生たちには、この授業で学んだ様々な知識や技能を糧にして、社会で活躍できる人材になって欲しいと願っています。