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学部・研究科レポート
2021.02.10
法学部の授業紹介'20(15)刑法各論―長谷川裕寿教授
「法学部の授業紹介'20」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。15回目は「刑法各論」の紹介です。ただし、今年度はオンライン授業をおこないますので、多少は内容や方法が変わる場合があります。昨年度までの内容をもとに紹介します。
しゃべり言葉で刑法各論
法学部教授 長谷川裕寿
刑事事件は、ほかの法律事件(民事事件や行政事件など)よりも、イメージがわきやすいといわれます。しかし、刑法学の勉強ともなると、そう一筋縄にはいかないようです。事実、法学部の教員の中にも、「刑法だけは好きになれなかった」と吐露する先生方が多くいらっしゃいます。
でも、どうでしょう。授業がこんなイラストで始まったら...。
新型コロナウィルスの影響もあって、今年は、刑法各論の授業も、オンラインで行っています。パワーポイントに音声解説をつけて、アップロード!正直、資料作りはかなり大変ですが、それでも、学生諸君が、動画ファイルを何度も見返し、聞き返ししてくれている様子が伝わってくると、こちらも手が抜けません。
法律用語は難しい。確かにその通りです。特に刑法学は、ドイツ刑法の影響を受けていることもあって、ドイツ語の直訳も多く、本当に日本語かといぶかしくなる言葉もたくさんあります。たとえば行為無価値(Handlungsunwert)。イメージわきますか。
講義中、こんな言葉ばかり出てきたら、私だって間違いなく教室を脱走することでしょう。ですので、私の授業では、専門用語をほとんど使わず、日常用語で解説するよう努めています。目指すは「しゃべり言葉で刑法各論!」です!
ところで、行為無価値の意味は? それは講義でのお楽しみにしておきましょう。
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