物語の進行状況を客観的に理解するために表にしてまとめたページ。

年齢 男君 女君 宰相 四の君 発表

1

 

一歳 姫君と呼ばれ、東の対で成長する 若君と呼ばれ、西の対で成長する     00
十二歳 裳着 元服。大夫の君と称す。侍従となる 式部卿宮の中将(十四歳)
十一月十日頃、尚侍として春宮に出仕    
十六歳   三位中将に昇進     01
四の君(十九歳)と結婚 女中納言(十六歳、)と結婚する
権中納言兼左衛門督に昇進 宰相を兼ねる  
女春宮と契る      
十七歳     四の君と密会 宰相と密会 02

 

四の君を妊娠させる 宰相の子を身ごもる
四の君の密通と妊娠を知る    
九月、吉野の宮を訪ねる 03
四の君とは疎遠となる 04
 
2     姫君を出産
四の君の密通者が宰相だと知る    
十八歳 宰相に侵入されるが、歌を交わすだけ   男尚侍の所に侵入するが、歌を交わしただけ  
  左大臣邸に忍び込まれて宰相と契る 左大臣邸に忍び込んで女中納言と契る  
宰相の子を身ごもる     05
    再び宰相の子を身ごもる
十九歳 三月、右大将に昇進 権中納言に昇進   06
 

3

身を隠すことを決意  
四月、宇治の隠れ家に身を隠し、女姿に戻る 女大将を宇治の隠れ家に隠す   07

 

    右大臣に勘当される
六月、男姿に戻り、女大将の探索に出る  
吉野の宮に逗留する 08
  七月はじめ、若君を出産
 
 
宇治で再会する    
一度、帰京。女君の消息を左大臣に報告       09

 

  若君を残して吉野に逃げる
吉野で入れ代わりの準備をする

 

女大将の失踪を知る  
  姫君を出産。勘当を解かれる 10
一緒に帰京。互いの立場を入れ替える    
大将として復帰する    
四の君と契る 男大将と契る

4

  十一月末、尚侍として参内   11
二十歳 一月、帝に侵入され、契らせられる 12

 

三月、二条堀川殿落成、正妻として吉野の宮の姉君を迎える  
  妊娠発覚する 13
春、帝の子を身ごもる  
  六月中旬、吉野の宮の中の君と結婚 14
     
  男君を出産する 15
  十一月頃、男皇子出産  
 
内大臣を兼任 権大納言に昇進
二十一歳   四月、女御となる  
立后となる 中宮大夫を兼任
・・・・ 二の宮・三の宮・姫君などを出産  
  三人の男君を出産 16
二十九歳 春、宇治の若君(十一歳)と再会    
麗景殿女御の妹との間に姫君誕生  
・・・・ 関白左大臣に昇進 国母となる 内大臣兼大将に昇進  

『中世王朝物語全集12とりかへばや』の年立を参考にした。