「法学部の授業紹介'19」として、法学部の教員が担当する講義やゼミを紹介します。13回目は「商法総則・商行為法I II」の紹介で、2019年度の受講生に紹介をしていただきます。

法学部法律学科4年　小川泰生

北海道私立クラーク記念国際高等学校　出身

　この講義では商売についてどのような制定がされているのか、商売とは法律的にどのような行為を言うのか等の商法の基礎的な分野を学んでいきます。講義は、教授が配布するレジュメの内容を口頭で説明するかたちで行われていきます。単にレジュメに書かれていることを読み進めるだけではなく、実際に六法を引き条文の内容を確認したり、商法に関連する試験や検定の過去問を解いていく等、実践的な講義となっています。

　また、レジュメには実際に過去に起きた事件の内容や判例も多く掲載されており、商法が運用される場面をよりリアルに想像することができます。民間の企業へ就職を考えている人にとっては特にうってつけな講義です。また、引用されている過去問も、民間の検定から国家資格まで幅が広く、様々な資格取得に挑戦したい方にも有益な授業だと考えます。