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学部・研究科レポート
2019.08.22
法学部の授業紹介'19 (5)政治学―大澤傑 助教
今回も「法学部の授業紹介'19」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。五回目は「政治学」です。
この講義では法学部だけでなく全学部を対象として、政治とは何かに加え、政治学の基礎を学習します。
政治と聞くと、多くの人は「エライ人たちがする難しいこと」だと考えるのではないでしょうか。しかし、政治とは「集団の対立や利害を調整して、集団全体を統合するとともに、意思決定を行い、これを実現すること」を意味します。少し難しいかもしれませんが、人間が複数いるところには必ず政治があるということです。
例えば、友達と遊びに行く場所を決めるとき、クラスで文化祭の出し物を決めるとき、恋人とのいさかいを解決するとき、あらゆる場面に政治が介在しています。
この講義では、教員の話を聞くだけではなく、国はなぜ必要か、望ましいリーダーを選ぶ方法は何か、あるべき意見のまとめ方とは何か、などについてディスカッションを行い、自分とは異なる意見を持っている人がたくさんいることを理解するとともに、相手と意見を調整しあいながら考える力を養います。
政治とは、「人とうまく付き合っていくための技術」であるといえます。この講義を通して、政治の面白さと奥深さについて学んでいただけると幸いです。