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学部・研究科レポート
2019.07.18
法学部の授業紹介'19(3)法学入門I―宮下摩維子 助教
今回も「法学部の授業紹介'19」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。三回目は「法学入門I」です。
「法学入門I」は、法学部に入学してはじめて法律学に触れる一年生のための授業です。これから4年間、法学を学ぶうえで必要な前提知識を勉強します。
六法の引き方に始まり、法律用語の使い方の作法、判例学習の方法といった法律を学ぶための技術を身につけることができますので、「法律って難しそうだな」「法学部の勉強についていけるかな」と不安な新入生も、スムーズに法学部での学びに踏み出すことができます。
また、法学の技術だけでなく、法的な思考能力も養います。「ひとつしかないケーキをどうやって分け合えば喧嘩にならないの?」「契約書ってどうやって作るの?」といった私たちの日常生活に引き付けた課題や、「国際結婚で離婚した場合は、子どもはどう扱われるの?」といった課題をグループで検討します。
自分たちで考えることで、法はどのように紛争に介入していくべきか、私たちの日常生活と法はどのように関わっているのかを学ぶことができます。
法律学は、少しとっつきにくい学問だと感じるかもしれません。しかし、実際には、私たちの生活に密着した身近な学問です。法学入門の授業を通じて、法学に親しみましょう。