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学部・研究科レポート

2020.04.07

法学部の授業紹介'19(10)スポーツと法―上河内千香子教授

 「法学部の授業紹介'19」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。10回目は「スポーツと法」の紹介です。


 オリンピックを控え、スポーツへの関心も高まってきました。駿河台大学にも多くのアスリートが在籍していますが、スポーツと法律の関係を学ぶ科目として「スポーツと法」という講義が設けられています。この講義は、スポ-ツ指導者資格である「スポーツリーダー」の資格取得のための講義にもなっています。スポーツは、実は、法律とは無縁の世界ではありません。例えば、「女性は土俵に上がることはできない」という相撲界の伝統は、憲法の男女平等(憲法14条)違反かどうかという問題もありますし、柔道やレスリングのような格闘技の試合中に相手にけがをさせてしまったら、傷害罪(刑法204条)にあたるのか、損害賠償の問題(民法709条)が発生するのか、という問題もあります。

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 この授業では、主に「憲法」と「民法」を素材に、スポーツに関係する条文や裁判例を紹介します。オリンピックにまつわる問題もスポンサー契約という視点から取り上げます。スポーツで記録に挑むみなさんをもちろん応援しています。しかし、それと同時に、自らが挑むスポーツに関係する知識も幅広く備えて活躍してもらいたいと願っています。

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