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学部・研究科レポート

2019.08.29

法学部の授業紹介'19(6)憲法統治機構―小貫幸浩 教授

 今回も「法学部の授業紹介'19」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。六回目は「憲法・統治機構」です。


 「憲法」というのは何とか分かるけれど「統治機構」って何?という人がいるかもしれません。簡単にいうと、国政、さらに地方の政治のしくみのことであり、高校で聞いた「権力分立」(けんりょくぶんりゅう、または、けんりょくぶんりつ)とか「民主政治」のしくみのことであって、そのなかで主権者である国民の関わりや裁判所の役割なども取り上げます。

 「憲法」というと私たちの基本的人権を定めた部分も大事ですが、それに劣らず政治のしくみのルールや原則を学ぶことも重要です。フランス人権宣言という歴史的にも有名な文書がありますが、その16条はこう述べておりました。「権利の保障が確保されず、権力分立が規定されていない社会は憲法をもつとはいえない。」

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 授業の写真の黒板には、少し見にくいかもしれませんが「国会と内閣の関係」の説明が板書されております。今の安倍内閣はどのようにして成立したのでしょうか。安倍首相は、どのようにして「内閣総理大臣」という地位にあるのでしょうか。それ以外の大臣たちについてはどうでしょうか。国会の委員会などで安倍首相や大臣たちが議員たちの質問に答える場面がテレビで放映されますが、これも日本国憲法が定めていることに基づいております。

 こう考えると、少し遠く思っていた国会や内閣というところも私たちにもっと身近なものに思われるのでないでしょうか。丁度、参議院の選挙(3年ごとの選挙で「通常選挙」と呼ばれます)が行われています。このあと、国政はどのように運営されていくのでしょうか。憲法というレンズを通して考えてみませんか。(お・し・ま・い)

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