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法学部の授業紹介'19(12)法学入門Ⅰ―草地未紀教授
「法学部の授業紹介'19」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。12回目は「法学入門Ⅰ」の紹介です。
この授業は、1年生を数クラスに分けて少人数でおこなっています。すでに宮下先生が紹介されているように(法学部の授業紹介'19(3)法学入門Ⅰ―宮下摩維子 助教)、法律を学ぶということについて、基本の基本から丁寧に解説していくというコンセプトのもと、各担当教員が、個性的な講義をおこなっています。
わたしの担当する法学入門Ⅰでは、映像教材を使用したり、日常生活の中で起こりうる問題を取り上げて議論したりすることで、1年生のみなさんに「法学への興味」を持ち、「法的思考(リーガルマインド)」を身につけてもらうことを大きな目標としています。
これから駿河台大学法学部に入学される予定の方々は、いま、外出自粛を要請されていたり、授業開始がゴールデンウィーク明けになったりすることで、「これからの勉強、大丈夫かな?」と不安になっていらっしゃるのではないでしょうか。
でも大丈夫。幸い、「法学」は、みんな「初めて」学ぶ学問です。英語や数学のように、これまでの積み重ねが前提となるものではありません。社会の知識はあった方がよいですが、みんな「いっせーのっ!」でスタートするものですから、大学に入ってから一生懸命勉強すれば、遅れをとるようなことはありません。
そして、その後押しをし、スムーズに法学の勉強ができるようにみなさんを導くのが、この授業です。それでも不安だとか、いま暇で仕方ない、という人は、共通テキストを読んでみますか? 武藤眞朗=多田=宮木康博『法を学ぶパートナー【第3版】』(成文堂)がそれです。この本は、その名のとおり、法学部で4年間学ぶみなさんの、よいパートナーになってくれます。本や資料の探し方、レジュメやレポートの書き方、難しい言葉の解説まで、学年が上がった時に「今さら友達にも訊けない!」というようなことも教えてくれます。
ただし、「読むだけ」でいいです。わからないところがあったら、印をつけておいてください。その先、自分で調べる必要はありません。インターネットは便利ですが、間違った情報も多いです。わからなかったところは、大学に入ってから、授業で勉強していきましょう。わたしたちが、丁寧に、易しく解説していきますので、ご安心を。楽しみに印をつけて待っていてください。
また、法学部の授業で必要な物に、いわゆる「六法全書」というものもあります。これは、大学生での学習に合ったものを、必ず全員に買ってもらいます。これを手に入れておくのもよいかもしれません。その際は、必ず、『ポケット六法(令和2年版)』(有斐閣)か、『デイリー六法2020(令和2年版)』(三省堂)かを購入するようにしてください。六法にはいろんな種類がありますが、授業で使用してよいものとそうでないものを指定される場合があります。上記2冊なら、どんな授業でも使用できます。
もちろん、六法もテキストも、実際に入学してからの購入で構いません。無理な外出は避けてくださいね。

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