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学部・研究科レポート

2021.09.02

教員書籍の紹介 Vol.26『戦国「おんな家長」の群像』

2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を務めていた黒田基樹教授が、『戦国「おんな家長」の群像』(笠間書院、2021年8月)を上梓されました。黒田教授から、ご著書についてのメッセージです。


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戦国時代、地域国家であった戦国大名・国衆(くにしゅう)では、男性家長が不在の場合や、政務を執ることができない場合に、男性家長の妻や母が、代わって家長権限を行使した事例がみられた。これを「おんな家長」と表現している。本書では、駿河今川家の寿桂尼(今川氏親後室)や羽柴(豊臣)家の浅井茶々(いわゆる「淀殿」)など、戦国時代に「おんな家長」として存在した18人の女性を取り上げて、その家長としての動向や役割を明らかにしている。戦国時代研究で初めて検討された事柄であり、戦国時代研究の新たなページをめくる一書である。

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