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学部・研究科レポート
2020.11.18
教員書籍の紹介 Vol.22 『戦国北条家の判子行政 現代につながる統治システム』
2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を務めていた黒田基樹教授が、『戦国北条家の判子行政 現代につながる統治システム』(平凡社、2020年10月)を上梓されました。黒田教授から、ご著書についてのメッセージです。
現代国家による国民に対する統治システムには、日本史史上、最初の領域国家であった戦国大名権力が、領国の領民に対する統治の内容に由来しているものが少なからずみられている。本書は、戦国大名のなかでも民衆統治の仕組みが最もよく判明している小田原北条家の事例をもとに、その実情を明らかにしている。判子文化、開かれた裁判制度、納税システム、税制改革、「御国」の論理、公共工事などが取り上げられている。
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