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学部・研究科レポート

2017.12.13

教員書籍の紹介 Vol.15「戦国大名の危機管理」

 2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を務めていた黒田基樹教授が、『戦国大名の危機管理』(角川ソフィア文庫)を出版しました。

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 戦国大名というと、一般的には、他の大名との合戦や外交の側面が取り上げられることが多いでしょう。しかしそれで戦国大名の本質を理解することはできません。戦国大名は広大な領国を有し、それを経営する存在であったのです。そしてその基礎にあったのは、大名に納税する、村という民衆の生産組織でした。

 この本では、戦国大名と村との関係に切り込んで、戦国大名とはどういう存在であったのかを解説しようとするものです。戦国時代の日本は慢性的飢饉の時代であるとともに、大名同士の戦争が桐広げられた戦争の時代でもありました。飢饉と戦乱のなかで、大名がいかに民衆に向き合ったか、具体的に明らかにしています。(KADOKAWA、840円税別)

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