2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を務めていた黒田基樹教授が、『戦国大名・伊勢宗瑞〈角川選書624〉』(KADOKAWA、2019年8月)を上梓されました。黒田教授から、ご著書についてのメッセージです。
戦国大名・小田原北条家の初代・伊勢宗瑞(いわゆる「北条早雲」)についての、近年の研究成果をもとにした、初めて本格的な評伝書となる。宗瑞の出自や年齢、京都時代の動向から、姉・北川殿の要請に応えて東国に下向し、駿河今川家の一員になる一方で、伊豆に侵攻して同国を経略して戦国大名となる過程、関東政界の動向に巻き込まれて、関東への侵攻を展開し、伊豆・相模二ヶ国の戦国大名となっていく過程などを、丹念な史料検討をもとに描き出している。宗瑞伝の決定版である。
(税込1,870円)
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