MENU
アクセス
  1. トップ
  2. 学部・研究科レポート
  3. 教員書籍の紹介 Vol.24 『今川のおんな家長 寿桂尼』

学部・研究科レポート

2021.03.11

教員書籍の紹介 Vol.24 『今川のおんな家長 寿桂尼』

 2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を務めていた黒田基樹教授が、『今川のおんな家長 寿桂尼』(平凡社、2021年2月)を上梓されました。黒田教授から、ご著書についてのメッセージです。


20210311law.png

 寿桂尼は、戦国大名今川家において、夫氏親の死後、嫡男氏輝の病弱の間、数年におよんで当主そのものの役割を果たした。その立場を本書では「おんな家長」と表現する。戦国大名家において、女性が当主代行を務めた事例として、最も代表的なのがこの寿桂尼である。本書はその寿桂尼の生涯について、初めて本格的に叙述したものになる。
 家父長制社会にもかかわらず、寿桂尼は女性であっても当主を務め、その役割を見事に果たした。戦国時代でも、活躍の場さえあれば、女性も十分な活躍をみせることができた。大事なことは活躍の場が確保されるかどうかにあった。多くの女性に読んでいただきたい。

学部レポート

    PAGE TOP