専攻長メッセージ

法学専攻を目指す皆様へ

法学専攻長 王子田 誠法学専攻長
王子田 誠

新型コロナの終息は未だ見通せない状況下にありますが、わたしたちは2年以上もさまざまな社会生活の制約を受けています。 こうした制約は多岐にわたり影響は甚大なものといえるでしょう。大学に関係する点でいえば対面授業をはじめ対人接触を伴う貴重な機会が失われたことは否めません。 もっとも、不必要な接触などの見直しが進み行政手続きが簡素化されたり、リモートワークなどが拡大したという側面もあります。ポストコロナに向けて従来の慣行・制度や考え方の変容は法・政治分野も意識していなければならないでしょう。

21世紀のわれわれはグローバルな意味でも身近なところでも環境問題、経済的独占の問題、個人情報の問題、ジェンダー問題など様々な課題に直面しています。 こうした課題に取り組むためには法的思考(リーガルマインド)の果たす役割は大きいといえます。

本学大学院総合政策研究科法学専攻は、様々な社会事象を多角的に検討し柔軟に解決の糸口を探ることで社会に貢献しようとする人を求めています。 そのため法学のみならず政治学や行政・政策分野の科目も設置しています。憲法・民法・刑法など基本分野はもちろん、企業法などビジネスに直結する法分野についても充実に努めてきました。 また、アジアを主とする地域圏研究(エリアスタディーズ)によって視野を広め地域行政や国際的な職種に踏み出す基盤の取得が期待されます。

本専攻を修了した学生は「修士(法学)」の学位を取得し、リーガルマインドと専門的な法的知識を持つものとして、自治行政・国の諸機関、民間企業および諸団体において存分に活躍されています。 また、本専攻修了後研究をさらに発展させるために他大学院の博士課程に進学するケースもあります。



TOP