経済・経営学専攻紹介

高度化・情報化・複雑化する経済社会に対応できる高度専門職業人を育成

経済・経営学専攻の特徴

高度な専門職業人の育成

当初、本専攻の前身である経済学研究科 経済・経営学専攻(修士課程)は、研究者の育成を主眼とする従来型大学院の形式を取って設立されました。しかし、急速な技術革新、経済の高度化・情報化・複雑化などに伴い、各方面から高度な専門的知識・技能を持つ専門職が求められるという時代の要請に応えるために、現在では総合政策研究科 経済・経営学専攻として高度専門職業人の育成を最大の目標にしています。

1専攻・2学位

本専攻は、経済・経営・会計・情報の諸領域を統合した1専攻ですが、経済・経営の複眼的視野に立ちながら、経済学と経営学の専門性を明確にするため経済分野と企業経営分野の2つの分野を設け、経済分野は修士(経済学)、企業経営分野は修士(経営学)の学位が授与されるようになっています。

社会人教育(昼夜開講)

大学院に対する社会のニーズは多様化しており、学部の新卒だけでなく社会人も様々な形で大学院に入って学ぶケースが増えています。こうしたニーズに応えるため、働きながら学べるように昼夜開講制を設けているほか、社会人を対象とした特別入試の実施、計画的に履修年限を延長できる長期履修制度(*1)を導入しています。

また、生涯教育に対する社会的要請に応えて、科目等履修生を募集しています。カリキュラムの中から興味のある科目だけを選んで履修し、生涯教育の一環とすることなどが期待されます。なお、科目等履修生として修得した単位は後に正規の院生として入学した場合に既得単位として組み入れることができます。

外国人留学生のための専門教育の充実

ますます国際化が進展する中で、増加する外国人留学生の大学院進学への多様なニーズに応えるため、「論文作成法」、「エンド・ユーザー・コンピューティング」、「ライティング基礎」などの基礎的科目を共通科目の中に開講しているほかに、研究指導担当教員による懇切丁寧な外国人留学生のための高度専門教育にも一段と力を入れています。

長期履修制度(*1)
修士課程の修業年限は2年ですが、社会人など時間的制約がある人は、就学時に申し出ることにより、最大6年まで履修期間を延長することができます。

履修プログラム

2分野制と履修課程

経済学領域の科目が配置された経済分野と経営学・会計・情報領域の科目が配置された企業経営分野の2つの分野が設置されています。どちらかの分野を主専攻としますが、他の分野および他の専攻の科目も履修することができるようになっています。そして、入学者の目的に沿って、2つの履修課程を設置しています。

  1. 税理士などの資格取得を目的とする履修課程(財政領域、会計領域)
  2. 高度専門的知識・技能習得を目的とする履修課程(経済領域、経営領域、情報領域)

資格取得を支援

税理士などの資格取得を目指す人を支援する履修課程を設置しています。税理士に関しては本専攻の前身である経済学研究科 経済・経営専攻(修士課程)ではこれまで多くの実績があります。

キャリアアップ

民間企業で働いている人、現役教員、現役公務員などのキャリアアップを支援する履修プログラムを準備しています。資格取得もその中に含まれますが、それ以外にも学位の取得によるキャリアアップや最新の学術知識の習得によるキャリアアップなど様々な目的で多様なプログラムを設定することができます。

ビジネスのプロを目指す人へ

経済・経営学専攻の企業経営分野を中心に所定の要件を満たすことによって修士(経営学)の学位が取得できます。特に民間企業に就職しようという人にとって有力な武器になるほか、現役ビジネスマンのキャリアアップにも繋がります。



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