9月21日（木）、駿台甲府高校普通科スポーツクラスの2年生の学生が本学を見学しました。見学の一環として小澤学部長が模擬授業を行いました。
　授業は第二講義棟14階会議室にて「スポーツビジネスの世界：プロスポーツチームの運営を中心にして」のタイトルで行われました。学生たちはプロスポーツの運営にも経営学の考え方が取り入れられ、重要な役割を果たしていることに触れ、興味深く聞き入っている様子でした。

授業内容の概略

スポーツビジネスの世界：プロスポーツチームの運営を中心にして
　浦和レッドダイヤモンズと横浜DeNAベイスターズを例にして、プロスポーツの運営にマーケティングが大きく役立っていることを説明しました。
　横浜DeNAベイスターズの社長が就任した2011年は、売上高50億円、赤字30億円でした。社長の方針は、マネジメントの基本に返ることでした。
　それまでベイスターズが失敗したのは、人間関係が極めて濃いという横浜の地域特性を無視したからです。対策は、地域密着型マーケティングです。
　横浜ベイスターズのユニフォームやヘルメットが青なのはなぜでしょうか。「海・港のある街」横浜を象徴するのが青だからです。地域の特徴を示し、地域の人たちをファンとして呼び込む地域密着型マーケティング活動の一環であるということなのです。
　その結果、2016年度売上高97億円、利益8億円超を達成したのです。