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学部・研究科レポート
2019年度「学部デー」を実施しました(7)―飯能日高消防署
法学部では、今年度も11月27日(水)に「学部デー」を実施しました。「学部デー」とは、1年次の学生たちが様々な施設を訪問し、教室ではできない「学び」を体験するものです。今回は、「学部デー」に参加した学生からの報告をご紹介いたします。第回は、飯能日高消防署への訪問です。
法学部法律学科1年 岩井康弘
埼玉県立坂戸西高等学校 出身
私は将来自分が生まれ育った地元で消防士になり、様々な災害から市民を守りたいという夢を持っています。今回の学部デーでは、私の地元を管轄する飯能・日高消防署を見学する機会に恵まれました。
飯能・日高消防署は、その所属する埼玉西部消防組合の中で、飯能市と日高市の2市をカバーするだけあり、比較的規模の大きな消防署です。そのため他の機関との合同訓練や各種のイベント、地元の消防団による操法大会も行われます。私も小学生向けの市のイベントで一度見学したこともありました。
今回の見学で、私たちを案内してくださった消防士の方々は、大変フレンドリーに接してくださり、親近感が湧きました。それでも質疑応答の際には、市民や地域の防災を想う強い言葉が聞かれ、第一線で働いている人間の覚悟や信念はやはり違うのだなと、改めて尊敬の念を持ちました。配属2年目の若い消防士の方からは、自身が受験したときは800名の受験者のうち、合格したのは29名だったと伺い、自分が想像していたよりも狭き門であり、合格するためには、少しでも早く将来に向けての勉強や準備が必要だと思い知らされました。
他にも、施設見学で様々な設備を見せていただきましたが、出動に際して現場へのルートや周辺状況の確認をするための電子マップや各種消防車両を見ることができたほか、隊員の方々がいつトレーニングをしているかや、大学時代に消防士になるために何を重視していたかなど、ネットや書籍などでは知ることのできない貴重なことを教えていただき、大変有意義な時間でした。
今回の見学を通じて、漠然と消防士になりたいと考えていた私は、救助隊に入るという明確な目標を持つことができました。この目標に向けて精進していきたいと思います。