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学部・研究科レポート

2018.08.13

消防団で活躍する法学部生から活動報告が届きました

 飯能消防団で活躍する学生から、6月の活動報告が届きましたのでご紹介します。

法学部法律学科3年 佐藤静香

長野県私立飯田女子高等学校出身

 6月に行われた土砂防災訓練では、吾野と名栗に行き、地域の皆さんに、消火器の使い方、心肺蘇生法、AEDの使い方、担架の作り方を教えました。

 消火器の訓練では、水が入った消火器を使用しました。家に消火器が置いてあるけれど使い方が分からない、消火器を使ったことがないという方も含め、全員に消火器使用を体験してもらいました。一度経験しておくだけでも、実際火事に遭遇した時に役立ちます。

 心肺蘇生法、AEDについては、人形を使って一通りの流れを見ていただきました。そのあと、一人ずつ心臓マッサージを体験していただいたのですが、想像していたよりも強くやらなければならなかったり、速さも決まった速度でやらなければならなかったりと、大変だという方がほとんどでした。特に女性は、難しいという方が多かったです。

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 次に、AEDがある場合について説明しました。AEDは、機械自体が使い方を説明してくれるので、その指示に従うことが一番です。しかし、私が訪れた地域は、救急車の到着が早くても10分ほどかかり、AEDが置いてある一番近い場所まででも時間がかかるという地域でした。

 心臓が止まってから何もせず10分経ってしまうと、助かる可能性はとても低くなります。けれど、10分間心肺蘇生法をすることで、助かる可能性は大きく変わってきます。吾野では、心肺蘇生法がとても重要だということを地域の方々に伝えることができ、地域の皆さんも良い経験ができたとおっしゃっていました。

 人の命を助けることは、消防団や救急隊の人間だけでなく、多くの人々の助力があってはじめて可能になります。一人一人が心肺蘇生法やAEDの知識を持つことが大切です。なので、今回のような訓練をもっと広げていき、多くの人に命の大切さを伝えていきたいです。

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