法学部 法学部からのお知らせ

講義クローズアップ'15(19)――国際関係の基礎(成田憲彦教授)――

2016/02/17その他

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≪成田教授≫

 地球はひとつなのに、地球上は200近い国々(国家)に分かれています。なぜひとつにまとまれないのでしょうか。多くの国家は、独自の民族、文化、歴史的な背景をもっており、また独自の政治的支配力をもっていて、それを乗り越えるのは容易ではないでしょう。

 この授業では、地球上に存在する国々の間の関係、すなわち国際関係の基礎的な事項について学んでいきます。人々が社会を作っているように、国々は国際社会を作っています。国際社会は、各国の利害による弱肉強食の社会である一方で、互いに協力して貧しい国や災害にあった国を支援したり、また共通の課題に取り組むための国際機関の設立、ルールの策定、地球環境問題など国境を超える諸問題への対処、紛争の防止などに努めたりしています。

 国際社会の姿は歴史とともに変化していますが、この授業では近代以降の国際社会の変遷をたどりながら、今日の国際社会の姿や特徴、国際連合をはじめとする国際機関の状況、また国際社会に求められているものや抱える課題などについて考えていきます。



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