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2016/01/08
法学部で学ぶ法の中でも、「消費者法」は、わたしたちにとって、もっとも身近な分野のひとつです。若く社会的に未熟な学生さんや、周りの大切な人たちが、悪質商法などの被害に遭わないよう、法や救済制度をよく知っておくことが必要です。
「賢い消費者」にならなければ、とよくいわれますが、それは簡単なことでありません。実は、消費者問題については、社会に出る前も出た後も、あまり詳しく学ぶ機会が用意されていないからです。しかし、法学部に入ったからには、学生さんたちには、消費者問題についてよく学び、周りの人々にその知識を広めてもらいたいと思います。
また、企業に就職し、社会に出た後、今度は、「加害者」にならないように働くためにも、とても重要な知識です。
この授業では、「社会的弱者」である消費者を取り巻く実際の問題を取り上げながら、関連法の内容だけでなく、実際にトラブルが起きた場合の紛争解決方法までを実践的に学んでいきます。
それらを身につけるため、テキストに基づいて一方的に教員が話すのではなく、学生のみなさんに具体的解決策を考えてもらったり、討論してもらったりという双方向授業をおこなっています。