2022年3月経済経営学部卒業生の新しい内定報告を連載で掲載しています。経済経営学部は変化の激しい現代社会に対応できる人材、地域社会で活躍できる職業人の育成をめざしています。そのため、多様な学習をサポートし、徹底したICT教育、体験重視、現場に触れるキャリア教育、コミュニケーション力を向上させる少人数教育などを推進して就職力アップを図っています。その結果、多くの卒業生が民間企業や公共機関で活躍し、地域社会の発展に貢献しています。経済経営学部の「就職力」を実感していただけると思います。

今回は東京みどり農業協同組合の内定取得の体験記です。

内定取得体験記（東京みどり農業協同組合）

渋谷　智昌（2022年経済経営学部卒業　大川学園高校出身）

私は、「東京みどり農業協同組合」より内定をいただきました。

就職活動を始めたのは、3年生の6月中旬頃です。最初は、「自分が何をしたいか」「何から始めたら良いか」も分からない状態でした。しかし、キャリアセンターの方への相談や就活セミナーへの参加を通すことで、自分がすべきことなどを徐々に明確にする事ができてきました。そして、3年生の夏休みあたりから外部の合同説明会や少しでも興味の湧いた企業のインターンシップへ積極的に参加しました。私が、この早期のインターンシップで感じたのは参加している就活生は、就職活動に前向きで貴重な情報も得られる為、良い意味で刺激になりますし、参考にもなるということです。今では、早く始めて良かったと思っています。このような内容の就職活動を、3年生の2月ぐらいまで行っていました。3月になると就職活動が解禁され、採用試験及び企業説明会も始まってきました。この時期からES・履歴書作成や面接練習を始めました。しかし、採用試験は上手くいかず就職活動を始めた頃に目標にしていた「4年のGW～夏休み前に内定を取る」ことは叶いませんでした。その時は、改めて自己分析や業界・企業研究、面接の見直しなどを多くしていました。その結果、8月ぐらいに業界は全く別ですが、3社の内定をいただきました。その中から、私は大学入学当初から地域密着型の仕事に興味・関心を抱いていた為、「農業協同組合」を選び就職活動を終えました。

そして、私が就職活動で意識したことは「面接時の面接官からの質問に対して的確に返答する」ことです。例えば、日常会話でよくある「あなたは、昨晩何を食べましたか。」という質問に対し「18時にラーメンを食べました。」と答えた場合、望ましい答えではありません。なぜなら、時間は問われていないからです。この場合、「ラーメンです。」と答えるのがベストな答えです。面接では「短的で素早いレスポンス」が求められるので、日常会話から意識してみると面接で活きると思います。

就職活動はとても大変です。更にコロナ禍での活動ですとより一層のことだと思います。私は、コロナ禍ということに加え性格上ルーズな人間な為、少し早めに就職活動を始めましたが、これから就職活動を控えていれば、どんな状況、どんな就活生でも早く始めることに越したことはないないと思います。

また、就職活動において、よく「圧迫面接」という言葉を耳にした事があると思います。最初は私も恐れていましたが、私の経験上、運が良かったのか、その様な面接官に出会うことはありませんでした。ですが、企業によっては面接官も「人の子」なので悪気無く威圧感を与えてしまい就活生は緊張してしまうと思います。それでも、「あなた（就活生）を知ろう」「少しでも話しやすい環境を作って良い面接にしよう」という面接官がほとんどだと思っています。なので、正々堂々、等身大で、ありのままの自分で面接に臨んでもらえればと思います。

最後に、新卒採用での就職活動は皆さんに与えられた特権です。有意義に後悔の無いよう使ってください。困った際も大学関係者はもちろん、家族、友人などの周りの人に頼って良い就職活動にしてください。ただ、就職活動に専念するのも良いですが、一度きりの人生なので友人との時間や自分の時間も大切にして、楽しい大学生活を送ってください。応援しています。