経済経営学部 経済経営学部からのお知らせ

「ビジネス・ケーススタディ」で特別講師による授業が行われました(株式会社アデランス)

2016/06/02 その他

 2016年5月9日(月)、経済経営学部の授業「ビジネス・ケーススタディ:企業と社会における"消費者教育の実践"」(担当:水尾順一教授)が開催されました。
 第3回目の5月9日は、株式会社アデランス様から海外事業本部副本部長兼CSR推進部長の箕輪睦夫氏が特別講師として、以下のような内容で授業を行っていただきました。
 今回は、特別ゲストとしてCSR図書館のサイトを運営する㈱ブレインズ・ネットワークのコミュニケーション事業部マネージャ篠隆志氏と中村千咲氏の二人が参加し、授業を参観していただきました。

 箕輪副本部長からの講義は以下のとおりです。
 テーマ:アデランスのCSR活動「事業と一体化した戦略的CSR」
 1.業界の概要~毛髪業市場について
 2.アデランスの会社概要
 3.アデランスのCSR「事業と一体化した戦略的CSR」の重要性
 4.象徴的な4つの活動
 5.CSRコラボレーション、大学との連携
 6.アデランスのお客様へ対する取り組み
 7.社会的価値を高めるさまざまな活動
 (1)医療用ウイッグのJIS規格化、人口毛髪の研究開発 
 (2)アデランスUK、アメリカのCSR活動
 (3)タイの病院等へのウイッグの寄贈と緑化運動
 
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 「愛のチャリティー」や、「お客さまの安心・安全活動」としての病院内ヘアサロン開設・移動式理美容イスなど、事業と一体化したCSR活動やグローバルで発展するアデランス様の企業活動について、戦略的なCSRを中心として具体的に語っていただきました。
 また、国内における三方よしのCSR、またグローバルブランドをめざして取り組むアデランス様の活動を講師の箕輪部長から講義がありました。
 こうした全社をあげての戦略的CSRの活動に、学生たちは終始熱心に耳をかたむけながら、身を乗り出して受講していたのが印象的でした。

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 なお、受講した学生の多くが大変感銘を受けたとの声が寄せられ、以下のような感想レポートをまとめています。

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2016年5月9日

駿河台大学経済経営学部3年

樫村遼一

株式会社アデランス様講義レポート

 本日、海外事業本部副本部長兼CSR推進部長の箕輪睦夫様に講義をいただきました。
 アデランス様は、企業全体で行っている社会貢献活動などを知ってもらおうと、社員に『笑顔のために』と書かれた冊子を配るという行動、意図にはとても感銘を受けました。業務上当然のことながら、営業部は経理の事情には精通していなく、また逆もしかりだと思います。自身の仕事がどこに役に立っているか知ることで誇りを持つこともできます。顧客の笑顔、従業員の笑顔、社会の笑顔が見ることのできる素晴らしいものだと思います。三方よしという言葉もうかがいましたが、笑顔についても三方全てに当てはまる形となっておりステークホルダーを満足させることのできる良いCSRだと感じました。
 特にバリアフリーで病院内サロンを手掛けたのには素晴らしいと感じました。顧客には、例えばアレルギー、身体に障害を持つ方など様々な方がいますが、その立場に立たないと分からない事はとても多いと言えます。多角的見方をすることによって、より顧客に満足してもらえる企業を作り上げているのだと思います。また、ヨーロッパでは環境CSRが必要であるとのお話もありましたが、確かに色々な企業が『エコ』や『環境保全、環境作り』をCMなどでアピールしています。良い企業イメージをステークホルダーに持ってもらうためには必要なことだと思いますし、アデランス様は海外事業も手掛けているためグローバルに考えるならば欧米からのイメージアップは企業にとってかなり有益になると思います。
 アデランス様のCSRは『社会的価値を持った活動』を『事業と一体化』させ、『永続的』に行うのが特徴的です。確かに震災への募金活動などは社会貢献にはなりますが、性格上永続的になるものではありません。そして、事業と一体化させることはとても重要となります。売り上げの一部を震災への支援に回すことも一つの社会貢献活動です。一方では、企業の持つ特色を生かした活動、たとえば、髪を失った子供にウィッグをプレゼントする活動などは、事業と連携させることで従業員の達成感も得られますし、唯一無二のこの企業にしかできないことを行うというのはとびぬけて素晴らしいことだと思います。
 アデランスの方に色々なお話を聞くことができたのはとても嬉しいことです。私もアルバイトで働く中でお客様の笑顔を第一に考えているため、共感できることはとても多かったです。そして、秀でた部分を有効的に活用しているアデランス様は、社会貢献活動と共に永続的に成長を続けることができると思います。アデランス様と同じように私も物事を多角的視野で見ることができるよう努力したいと思います。
 この度はお忙しい中、私たち学生のために貴重なお時間をさいて講義をしていただきありがとうございました。

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