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学部・研究科レポート

2023.01.23

法学部の授業紹介'22(10)地域社会と環境―清水知佳准教授【SDGsに向けた取り組み Vol.5】

「法学部の授業紹介'22」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。第10回目は清水知佳准教授による「地域社会と環境」の紹介です。
今年度は、新型コロナウイルス感染症対策に十分配慮しながら、基本的に対面授業をおこなっていきますが、履修人数によってはオンライン授業となる場合もありますので、多少、内容や方法が変わる場合があります。


20230119hou_02.png公害から現代まで

法学部准教授 清水 知佳


環境問題というとみなさんは何を思いつきますか?

みなさんにこれを問うと、よく挙がるのが地球温暖化、気候変動などの地球規模の影響をもたらす環境問題です。第27回国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP27)が開催されたこともあり、みなさんの注目が集まる分野であることはまちがいありませんね。

しかしながら、我が国の環境問題は「公害」に対する対策を講じることからはじまったという事実を忘れてはいけません。足尾銅山鉱毒事件をはじめとする公害に人々は苦しみ、目の前の公害を取り除くことを加害企業、行政に訴えたのが環境問題の起源であるとされています。当時の日本の汚染状況は非常に深刻で、世界から、「環境破壊の実験室」、「人体実験場」とまでいわれるほどであったのですよ。

この授業では、4大公害(水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく)に着目し、そこから我が国の環境法が形成されていく過程を丁寧に追っていきます。過去から学ぶという姿勢で、いっしょに環境問題の解決策を模索していきましょう。

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