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学部・研究科レポート

2023.02.08

「学部デー」を実施しました vol.5 ―明治大学博物館(刑事部門)

法学部教授 長谷川 裕寿

過去の法と刑罰の実践を知ることで、現在の法と刑罰に関する理解を深める。これを目的として、明治大学刑事博物館を訪問しました。各時代の法令や刑罰関係の道具が展示されており、学芸員の方からは、歴史的遺産を知ることが私たち現代人にとってどのような意味を持つのかなどを、説明していただきました。今回の訪問は、人権教育のよい機会ともなりました。


法学部法律学科1年
川岸 夏奈

私は明治大学刑事博物館を訪れました。
今回の訪問をきっかけに、刑法の歴史を知ることができ、過去の刑事罰がくだされる過程と刑罰の内容の印象が大きく変わりました。たとえば、江戸時代の刑の手続きが、私が想定していたよりも厳格に行われていたことです。時代劇やアニメなどでは、役人の気分で刑が下される描写などがありますが、実際は全く違っていたことを、学芸員の方から教えていただきました。
拷問についても、役人が好き勝手に行っていたわけではないということも知りました。よいことではないにしても、拷問は、役人が犯人から自白をとることができなかった時の最終手段であり、滅多に行われていなかったというのも衝撃でした。
生類憐みの令も、天下の悪法として有名になっていますが、実は、中身をよく読むと、子どもたちの保護を行うなど、福祉法としての側面も持っており、必ずしも悪法とは言い切れないのだと分かりました。
海外の拷問器具を実際に見ることができただけでなく、法や刑罰の歴史を多面的に振り返ることができ、今後の法律学を学ぶ上で、よい体験になりました。

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