8月6日（土）・7日（日）はオープンキャンパスでした。新型コロナウィルス感染予防対策を行いながら、事前予約制で、入試対策講座、模擬授業、キャンパスツアー、個別相談、学生スタッフとのフリートーク等が実施されました。また、WEB個別相談も行われました。多くの方にご参加いただき、御礼申し上げます。

経済経営学部の模擬授業「デジタル通貨とは何か？～ビットコインをマネーとする国があります～」を担当した湯浅由一教授からのメッセージを掲載します。

〈湯浅由一教授からのメッセージ〉

対面方式で模擬授業が実施できました。取り上げたトピックスは「デジタル通貨」です。貨幣の具体的な形態変化の歴史を踏まえて、新たな段階に向かいつつある現状について講義しました。

人類の知恵が反映された歴史です。石・貝殻・家畜・穀物（コメ）・塩といった物品が貨幣として選択された後、金・銀の貴金属が使用されました。人間が生存するためには不必要な金が、多くの人を魅了させる不思議な力を持ち続けています。やがて、紙幣というアイデアが採用されます。これは、金貨を鋳造する職人が「金塊の預かり証」として発行していたものに由来します。

2008年11月、ビットコインという暗号資産が出現しました。紙幣・硬貨の形態ではなくて、デジタル情報（電子データ）が通貨の機能を果たすのです。スマホがあれば経済取引が可能となります。今日、このビットコインを国の法定通貨とする国さえ出現しています。IT技術の進歩が貨幣の姿を変えつつあるのです。

模擬授業をおこなう湯浅由一教授（2022.8.7撮影）

模擬授業の最後の部分では湯浅ゼミの4年生が登場し、駿河台大学で過ごして良かった点や学生生活の様子、就職支援、受験生へのメッセージ等を語ってくれました。8月6日（土）登場の平沼祐哉さん（埼玉県立入間向陽高等学校出身）（2022.8.6撮影）

8月7日（日）登場の深澤歩樹さん（八王子実践高等学校出身）（2022.8.7撮影）

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