総合政策研究科 経済・経営学専攻 修士2年 及川 瑞穂
(東京都立足立新田高等学校出身)
コロナウイルスの影響により、予定されていた留学が取り消しになったことで、英語学習を自力で続けていましたが、グローバル教育センターからの紹介で、2020年の秋から冬にかけて、イギリスのカンタベリー・クライスト・チャーチ大学が提供する無料オンラインレッスンを受講しました。
授業は主に、初級者と上級者の2クラスに分類されており、私は、後者のクラスに参加させてもらいました。1クラス10人程度で進められ、参加していた生徒の国籍はとても豊かで、主にヨーロッパを中心に生徒が集まっており、日本人は私を含めて3人程度でした。また、イギリスとの時差が約9時間のため、1日2時間の授業が終わる頃には、日本では深夜2時をまわることがしばしばありましたが、授業内容は、とても興味深いものであったため、欠席をすることはほとんどありませんでした。
扱われたテーマは、「環境問題、銃社会に対する意見交換、イギリスの文化・イベント、インターネット犯罪」などと幅広く、メインテーマと平行して、文法や使用される単語なども学習しました。
授業のやり方については、ディスカッションやグループワークを主体としたクラスで、毎回、クラスメートと、多様な意見を交換しました。初めは、積極的に発言する生徒の英語力に圧倒されましたが、授業後に必ずノートを見返し、復習することで、直ぐに自分からも意見を発信できるようになりました。
授業のトピックにおいて、特に記憶に残ったものは、「アメリカの銃規制の問題」についてです。私のグループにはシリアからの生徒が参加しており、シリアにおける内戦の状況や宗教観の違いから生まれる紛争など、アイディアを出し合う中で、日本との環境の差を考えさせられたと同時に、生活や文化の違いにより、様々な意見が存在することを改めて気付かされました。
また、英語学習については、毎時間のディスカッションにより、英語のスピーキングとリスニングスキルはとても鍛えられたと感じています。
現時点では、コロナウイルスの収束がいつになるか、不透明な状態が続いていますが、今回受講したオンライン授業で得た知識も生かし、今後も留学に向け準備を継続していきたいと思います。
2020年秋に受講したオンライン授業のスケジュールはこのような感じでした。
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