連載記事「駿大里山＆ビオトープ通信2020」では早春に始まる各季節の花の開花、新緑、紅葉や木の実などキャンパス周辺の変化に富んだ自然の息吹をお伝えします。教育環境はもちろんのことですが、自然環境にも恵まれた本学の素晴らしさをぜひ実感してください。

　今年の冬は降水が比較的多く、不安定な日々が続いていますが、気温は比較的高い日が多く、春を告げる花もいつもより早く開花しています。

　1月18日に降った雪のためか、秩父の山々は白く雪化粧していますが、ビオトープではロウバイ（蝋梅）がすでに満開です。数年前までは2月上旬〜中旬に同じ開花の報告をしていましたが、かなり開花が早かった昨年と同じく今年も1週間から2週間ほど早いようです。ロウバイは春最も早く開花する樹木として知られ、埼玉県内では長瀞の宝登山が名所として知られています。

　一方グラウンド脇の梅は一輪の開花が認められたものの、まだ多くが蕾のままで、満開になるのは少し先になるようです。

ビオトープで開花したロウバイ、背景は第二講義棟（2020.1.21撮影）

グラウンド脇で一輪だけ開花した梅（2020.1.21撮影）