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学部・研究科レポート
2019.11.02
「東方の記憶」上映会の感想が届きました
10月30日(水)の夕方、経済経営学部の教員がメンバーとなっている本学の特別研究助成費プロジェクト「日本と北欧諸国における社会経済文化的側面の総合的比較研究」の主催で、フィンランドのドキュメンタリー映画「東方の記憶」の上映会が7405教室で開催されました。
この映画は、フィンランド初の日本への特使であるグスタフ・ヨン・ラムステッドの足取りを追ったもので、モンテレイ インターナショナルフィルムフェスティバル・ドキュメンタリー部門受賞作です。上映後には、ニクラス・クルストルム、マルティ・カールティネン両監督のトークがありました。上映会の参加者から多くの質問が寄せられ、両監督にいろいろなお話をうかがうことができました。
上映後のトークの様子(左から島原知大講師、マルティ・カールネン監督、ニクラス・クルストルム監督、トッド・ルシンスキー講師)(2019.10.30撮影)
ニクラス・クルストルム監督が手にしているのは、映画のサウンドトラックのレコードです(2019.10.30撮影)
映画を鑑賞した本学大学院生から感想が届きました。
フィンランドの映画鑑賞と最初に伝えられた時、私のイメージは漠然としていました。なぜなら、フィンランド映画を見ることも初めてでしたし、正直、私にとってフィンランドはとても遠い存在であったからです。
しかし、映画が始まると直ぐに見入ってしまいました。フィンランドが日本やアジアの国をどのように捉えているかが伝わってきました。特に私が衝撃を受けたシーンは、モンゴルや中国の映像が流れた後に、東京の街が映った時です。少し恐怖を感じたことを覚えています。発展しきった東京のビジネス街を目にしたとき、鳥肌が立ちました。鑑賞後のトークショーにて、「現代社会は生きることが簡単になっている」と聞かされた時、頭に浮かんだことは日本の携帯普及率や、発展した交通網でした。「モンゴルの草原で生活する人々は、永住地を求めない」とナレーションが流れた時、永久なものは存在しないのだと気づかされました。
私にとってこのドキュメンタリー映画は、未来を考えさせられる機会の一つになったと思います。また、映画鑑賞後に二人の監督とお話をさせていただいたことも、とても良い経験になりました。
総合政策研究科 経済・経営学専攻 修士1年 及川瑞穂(都立足立新田高校出身)
感想を寄せてくれた及川さんと両監督(2019.10.30撮影)
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