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学部・研究科レポート

2019.06.19

『「二つの文化」論争――戦後英国の科学・文学・文化政策』~経済経営学部教員翻訳書の紹介

 経済経営学部の教員は駿大の「教育力」を支える一方、地道な努力を積み重ねて、研究でも第一線に立って活躍しています。本欄では、そうした教員の研究活動を知っていただく一環として、専任教員の著書等を随時紹介しています。

 『「二つの文化」論争――戦後英国の科学・文学・文化政策』(ガイ・オルトラーノ著・増田珠子訳) みすず書房 6,200円 2019年6月10日発行 ISBN: 978-4-622-08801-1

 経済経営学部の増田珠子教授が翻訳を担当しています。

裏表紙より

 〈科学者から小説家に転じたC・P・スノーが1960年代初頭に文芸批評家のF・R・リーヴィスと衝突して以来、知的生活は「二つの文化」、すなわち人文学と科学に分かれていると嘆くのが当たり前のこととなっている。だが、長きにわたって論じられてきた話題が、この特定の時期にそのような激しい論争を引き起こしたのは、どうしてなのだろうか。この本は、英国の過去、現在、未来をめぐる相対立するヴィジョン同士のイデオロギー上の衝突としてその論争を整理しなおすことで、その問いに答えるものである。そのため、論争を大学の使命、社会史の方法論、国家の「衰退」の意味、そしてかつての帝国の運命にかんする同時期の議論と結びつける。「二つの文化」論争の政治的利害関係を掘り起こすことによって、この本は1960年代の文化政策の働きをより広い見地から説明し、一方で、今日まで引き合いに出されつづけてきた用語の意味を見直している〉(巻頭言)

 「文系/理系」の区分をはじめ、「二つの文化」という発想には何が潜んでいるのか。英国の事情に焦点をしぼりながら、スノー『二つの文化と科学革命』がもたらした「論争」の背景に、気鋭の研究者が迫る。

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