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学部・研究科レポート

2021.09.20

宮下ゼミで民事模擬裁判を実施しました(3)

法学部助教 宮下 摩維子

7月13日(火)、東京弁護士会から7名の弁護士の先生方に御来校いただき、民事の模擬裁判プログラムを実施していただきました。前回に引き続き、学生からの感想を一部、ご紹介いたします。


法学部法律学科3年 佐々木 優美

栃木県立那須拓陽高等学校 出身

13日に行った模擬裁判で、私は事前に配られた資料を読み返したり、内容について理解を深めたりと少し準備をしていました。当日は、不安と楽しみが半々くらいの気持ちでいました。模擬裁判に参加できることなんてなかなかないことだし、弁護士の方たちがわざわざ来てくださるのだから、ちゃんと自分の意見を持てるように臨もうと思ってはいたのですが、それでも弁護士の方たちに何か聞かれた場合きちんと答えられるか、自分に事実認定ができるか不安もありました。

実際に参加してみて、模擬とは言え、認容なのか棄却なのか考えることなどなかなかないことだったので、楽しかったです。最初、原告の角谷さんは「貸す」と言ったわけではないから、この請求は棄却になるのではないかと思っていたのですが、弁護士の先生に助言をいただきながらグループで話し合ってみると、この請求は認容なんじゃないかと考えが変わりました。貯金が少なくなってきてから甥である井出さんに渡した150万円は、やはりあげたのではなく貸したものなんじゃないか。被告の井出さんからのメールにある「きっとお返しします」は、井出さん自身は尋問で「お金を返すという意味ではなく、恩を返すという意味だ」と言っていたけれど、その解釈は難しいのではないか。グループで話すと色々な考えが出てきました。当事者たちがやり取りをした時の事情や、証拠品からも事実認定につながるものが見つかるということ、お互いの主張に対して、負けないくらいの反論ができることも必要だということなど、色々なことを学ぶことができたと思います。

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