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学部・研究科レポート

2021.09.13

宮下ゼミで民事模擬裁判を実施しました(2)

法学部助教 宮下 摩維子

7月13日(火)、東京弁護士会から7名の弁護士の先生方に御来校いただき、民事の模擬裁判プログラムを実施していただきました。前回に引き続き、学生からの感想を一部、ご紹介いたします。


法学部法律学科3年 小久保 亜美

埼玉県立坂戸高等学校 出身

今回模擬裁判を受けるにあたって、事前にいただいた資料に目を通したところ、請求認容判決(原告の主張が認められ、お金は貸したものだという判決がでる)が妥当ではないかと考えていました。しかし、当日、模擬裁判で両当事者の尋問を聞くときには、先入観を持たないようにして、中立の立場として話を聞くように意識しました。尋問での受け答えを裁判で実際に聞いてみると、原告被告どちらの意見も説得力があって、すぐに結論を出すのはとても難しかったです。

私ははじめ請求棄却だと思ったのですが、グループで発表してみると、私だけ意見が違いました。グループで話し合ったり、弁護士の先生に話を聞いたりするにつれ、新たな視点が見えてきました。最終的には、グループの人の話の方が、辻褄があって納得できると思うようになり、グループでは請求認容という結果に至りました。私は、裁判を聞いているだけで、証拠を見たり、時系列を確認したりという事がしっかりできていなかったのかもしれないと反省しました。

この裁判を受けて、改めて裁判官が判決を下すのはすごく大変で、少しでもおかしいと感じた違和感を見逃さずに事実認定をして判決を出しているのだなと思いました。このような経験はなかなかできないので、貴重な経験ができて本当に良かったです。

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