法学部法律学科3年

橋本泰孝（福島県立平工業高校出身）

　私は2017年9月から12月まで韓国の延世大学で、交換留学生として勉強しました。延世大学は韓国で代表的な私立大学であり、勉強がハードであることでも知られています。私は不安もありましたが、あえて韓国語を学びながら専門科目の授業も挑戦することにしました。

　なかでも最も印象的だったのが行政学概論でのチームプロジェクトという課題でした。この課題は、チームを組んでクラス全員の前で20分～30分間、授業内容を事例に則して発表するというものです。行政学概論では、5人チームで「高位公務員団制度」について発表することになりました。

　私は発表準備をするにあたり、自分は語学力、知識量が不足しているうえ、クラスで唯一の交換留学生だったため、周りより浮くのではないかという不安がありました。そのため私は、チームのメンバーや教授とよく相談するように心がけました。幸いチームメンバーや教授は、私を快く歓迎してくれました。発表に関連する事例や論文も親切に教えてもらったおかげで、知識もつくようになり積極的に意見も言えるようになりました。

　その甲斐もあって最終的には発表を成功させることができました。発表を終えた後、お互い握手を交わし別れを惜しんだことは、印象深い思い出です。

　今回の交換留学で私は、韓国に対する理解が深まったとともに、現地の学生と直に接することで韓国との深い縁を結ぶことができました。韓国留学で経験した貴重な体験を糧に今後の勉強、また、仕事等に生かしていきたいと思います。