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学部・研究科レポート
2018.09.25
'18オータムスクール型AO講師からのメッセージ(2)サイバー空間の安全確保
9月16日(日)と17日(月)に行われたオータムスクール型AO入試の法学部講義解説の2つ目は、9月17日(月)の講義を担当した長谷川教授の解説です。
法学部教授 長谷川裕寿
9月17日(月)のオータムスクールは、「サイバー空間における安全確保」がテーマでした。講義担当者から一言コメントしたいと思います。
サイバー空間は、いわばパソコンの中の仮想空間ですから、そもそもそのような空間を保護しなければならないか。まずその理由が問われます。インターネットが私たちの基本的な生活インフラになった今、保護されるのは当然と思うかもしれませんが、当然のことを当然のように説明できる、しかも自分の言葉で説明できることは、非常に大切なことです。
日本の犯罪認知件数は総体として減少傾向にあります。その中にあって、サイバー犯罪は増加しつつある。ネットでの買物や取引が普通の時代です。サイバー空間の安全・安心が確保されなければ、私たちは安心して買物も取引もできなくなります。
しかし、現実世界の犯罪と同じように対処できるかといえば、そう簡単ではありません。サイバー空間では、加害者の特定が難しいだけでなく、ネットにアクセスできる環境にある限り、いつでもどこからでも攻撃ができるのです。こうした特徴を踏まえた対策を打たなければならないのです。
オータムスクールでは時間に限りがありましたので、実際の対策について詳細に説明することができませんでした。詳しい解説は、大学の講義で!