NEWS
駿河台大学には学生が授業の補助を行うStudent Assistant(SA)制度があります。情報処理教育センターが担当する「コンピュータ・リテラシーI・II」では、各クラス1人ずつ2年生以上の学生がSAを担当し、履修生のパソコン操作や課題のサポートをしています。
SAインタビュー第5弾は、2022年度からSAとして活躍している稲垣 綾乃さん(メディア情報学部4年 埼玉栄高校出身)にお話を伺いました!

-
新型コロナウイルスの影響で、稲垣さんは「コンピュータ・リテラシーI・II」をオンデマンドで受講していましたね。当時を振り返っていかがですか?よく単位取れたなと。先生の授業動画を見ながら課題をやっていましたけど、毎回必死でした。WordやExcelは高校で触ったことはあるけど、分からないところは母親や部活の友達に聞いて、なんとか乗り切った感じです。
-
SAになろうと思ったきっかけは?SAの小山 香帆さんに誘われたことがきっかけです。1年の秋学期に「コンピュータ・リテラシーII」のExcelの関数が壊滅的に分からなくて、「おいでよコンリテの森」※に質問をしに行きました。このときに課題を教えてくれたのが香帆さんでした。私が困っているところをいろいろ引き出してくれて、すごい話しやすかったです。学校生活や推しの話しもたくさんして、先輩って言うより、お姉ちゃんみたいな感じでしたね。コロナ禍だったので、部活以外の先輩と関わる機会もなかったので新鮮でした。「おいでよコンリテの森」に行ったときに教えてくれたのが香帆さんじゃなかったら、SAやってなかったです。
※オンデマンド授業と並行して対面で開設していた「コンピュータ・リテラシーII」の自習室。教室に来た履修生の課題をSAがサポートしていました。
-
いまではベテランSAとして、素敵な笑顔と元気なキャラクターで授業を盛り上げてくれていますが、履修生とのコミュニケーションで心がけている事はありますか?まずは挨拶。教室に入ってきた学生に「おはよう」って。あとは、みんな自分のことを見てほしいし、私はSAとしてそれをキャッチしなきゃいけないので、自分の趣味を増やして、履修生のどんな話にもついて行けるように心がけました。自分が自分がって押すのも大事だけど、相手が何を話したいのかを察して受け止めてあげることも大事だなとSAで学びました。SAは教員と履修生をつなぐ立場なので、できる限り履修生に寄り添って、私が履修生を先生の方に連れて行くくらいの気持ちでやっています。最近はSAの後輩育成も意識していて、私が香帆さんに誘ってもらったみたいに、こうやって明るい先輩がいてお手本になれば、これからSAになる後輩たちも、香帆さんや自分のようになってくれるんじゃないかと思っています。

-
授業中は手を挙げて質問する履修生がたくさんいます。どのようなことに気をつけてサポートしていますか?SA1年目の時は、質問された操作をただ教えるだけだったのですが、2年目からは、まずどこで躓いているのか一緒に整理するところから始めるようになりました。整理した上で「それなら教科書〇ページを読んでみようか。それでも分からなかったらもう一度呼んで」と言うことが多いです。その学生が自分一人でできるようにならないと意味が無いので、操作を教えるっていうより、勉強のやり方を教えるって感じです。手を挙げずに教室の隅っこで一人で黙々とやっている学生に対しても、10分に1回くらいは様子を見に行って、「できてるね、いいねいいね」って声をかけるようにしています。
-
現在「コンピュータ・リテラシーI・II」のSAとして活躍する学生は30名程いますが、他のSAと話す機会はありますか?SAは各クラスに1人しかいないので、普段は他のクラスのSAと関わる機会が無いです。なので、SA交流会やSA研修会はSA同士の横の繋がりができるし、友達も増えるので、とても嬉しいです。特にSA研修会は、自分が普段「これでいいのかな?」って思っていることに対して、他のSAがどう考えているのか知ることができるので、とてもありがたいです。
-
後輩SAや、これからSAを目指す学生たちに一言お願いします。私はこう見えて人見知りだし、毎回、本当にこんな感じで大丈夫かな?って思いながらSAをやっていますが、SAとしての自分のスタイルはいつか見えてくると思います。SAを志望する人たちは、きっと後輩とどこかで関わりを持ちたいという気持ちがあると思うので、自分のペースでちょっとずつ人との関わりの輪を広げていってほしいです。
稲垣さん、ありがとうございました!
原稿執筆者:情報処理教育センター 准教授 内田 いづみ