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学部・研究科レポート

2023.02.25

保育士試験_合格体験記_vol.3

今年度、心理学部から3名の学生が、保育士試験に合格しました!
この記事では、4年生の廣瀬良菜さんに、保育士資格合格までの道のりについてうかがいます。廣瀬さんは、独学で試験勉強を続けながら保育士資格の合格をつかみ取りました。

まず、保育士資格を目指したきっかけは何でしたか?

私は、以前から子どもに関わる仕事に就きたいと考えていました。そういった仕事について調べていくうちに、多くの職種で保育士資格が必要であることがわかったため、保育士資格を取ろうと決意しました。

試験を受験するにあたって、苦労したことや工夫したことを教えてください。

私は、自分のペースで勉強したかったので、大学の資格講座は受講せず、自分でテキストを購入して試験勉強をしました。その際苦労したのは、勉強する内容の多さです。テキストでも重要な点はわかりやすくまとめてありましたが、、筆記試験は9科目あるため、覚えなければならないこと、理解しておかなければならないことは、かなりの量がありました。講座等で保育士試験に詳しい方にアドバイスをもらっていれば、もっと効率良く勉強ができたかもしれないと思っています。自分で計画を立てて勉強した方が続きやすいという方は、自分でテキスト等を購入して勉強するのも良いと思います。
また、実技試験の準備と勉強にも苦労しました。私は、実技試験の科目として、造形と音楽を選びました。造形は、ひたすら例題や過去問で練習しました。大人と子どもの体の大きさの違いや、子どもの年齢に合わせた頭身など、何度も描いて練習することで、少しずつ短い時間で描けるようになりました。音楽は、2曲を弾き歌いする課題だったので、まず、ピアノをある程度弾けるようになるまで練習しました。ある程度弾けるようになってから、歌をうたいながらピアノを弾く練習を始めました。YouTubeや保育士試験受験体験ブログなどを参考にしながら、笑顔で大きな声で歌う、姿勢を正しくするといったことに注意しながら練習しました。私は、ピアノ経験のある妹に聞いてもらい、アドバイスをもらったので、ピアノの経験のある人に聞いてもらうのも良いと思います。さらに、練習していたピアノが電子ピアノだったので、本番前にアップライトピアノを借りて練習をしました。アップライトピアノやグランドピアノでは、ピアノの音がかなり大きくなり、自分の歌う声がかき消されてしまう可能性があるため、本番前に一度アップライトピアノで練習しておいた方が安心だと思います。

20230224sinnri_01.png廣瀬さんが、音楽の実技試験の際に用いた手書きの楽譜です。
自分の歌いやすい声の高さに移調するという工夫がなされています。

実際に保育士試験を受けてみて、どうでしたか?

実際に試験を受けてみて、選択した科目によって、待ち時間が非常に長くなるのが大変でした。筆記試験は、初めて保育士試験を受ける場合、9科目を2日で全て受けることになるので、疲労はかなり溜まりますが、待ち時間はほとんどありません。筆記試験で不合格だった科目だけ受ける場合や、実技試験の場合は、受ける科目によって試験時間が異なり、組み合わせによっては数時間待つこともあります。待ち時間に勉強するのも良いですが、時間を潰せるものを用意したり、試験時間に遅れないようにという点だけ注意して、一度会場から出て気分転換したりするのも良いと思います。

今後の目標を教えてください。

4月から放課後等デイサービスへの就職が決まっているので、保育士資格を取るために得た知識に加え、子どもの発達に関わる知識や情報について、改めてしっかり勉強しておきたいと考えています。また、働き始めても、常に自分の知識や技術を高められるように、一緒に働く方々に助けてもらいながら努力していきたいと思っています。

さいごに、保育士を目指す後輩へメッセージをお願いします!

保育士資格は、子どもと関わる仕事に就きたい人にとって重要な資格です。簡単にとれる資格ではありませんが、子どもの発達や成長を支える専門家になりたいという人にはぴったりな資格だと思います。また、保育士資格試験の勉強をするだけでも、子どもに関する沢山の知識を身につけることができ、それは、将来子どもを育てたいと思っている人にとっても有益なものであると思います。
自分にあったやり方で、無理のない範囲で継続して勉強したり、練習したりすることが、合格へと近づく方法の1つだと思います。保育士になりたいと考えている皆さん、自分の夢に向かって、一歩ずつ確実に進んでいってください。応援しています!

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