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学部・研究科レポート
保育士試験_合格体験記_vol.2
今年度、心理学部から3名の学生が、保育士試験に合格しました!
この記事では、4年生の齊藤太一さんに、保育士資格合格までの道のりについてうかがいます。齊藤さんは、本年度学内の資格取得サポート講座であるキャリアカレッジ「保育士合格講座」を受講しながら、試験対策を重ね一度の受験で保育士資格の合格をつかみ取りました。
まず、保育士資格を目指したきっかけは何でしたか?
私は児童発達支援教室の先生として就職をし、児童指導員として働く予定でした。しかし、保育士の資格を保持することで専門職児童指導員となり、業務内容に大きな差はありませんが、より多くのやりがいと責任、そして信頼を持って働くことができるように、キャリアアップのため資格取得を志しました。
キャリアカレッジを受講した感想を教えてください。
保育士合格講座で配布される専用のテキストには、最新のデータや年表が図や表となってわかりやすく記載されており、自主学習において大いに役立つものでした。
また、講義の内容も一科目90分で展開されるため、かなりスピーディーに感じます。しかし、講義では、重要なものをピックアップして解説するため、その後の勉強に繋がる密度の濃い内容であったという感想を抱きました。また、講師の手厚いサポートもあり、講義後に質疑応答があり、試験の準備やスケジュールなども細かく対応してくれるため、ストレス無く学習できたと思います。自主学習をするための足がかりとして、とても有意義な講義であったと感じています。
実際に保育士試験を受けてみて、どうでしたか?
実際に試験を受けた率直な感想としては、各教科の試験と試験の合間が一時間と長く設定されています。そのため、直前の詰め込みや確認の時間が確保しやすいと感じました。休憩時間が長い理由として、保育士試験は、特定の教科を除き、合格した科目は一定期間免除されるため、科目ごとに人が入れ替わることが挙げられています。この時間で詰め込んだ内容から解けた問題もあり、休憩時間をいかに有意義なものにするかも合格の鍵となるのではないかなと考えました。
試験問題自体は、難問というほどではありませんが、出題範囲が広いため、それらを網羅するためには相応の勉強は必要となります。私は今回の受験で不合格でも次回に取り直せばいいやと気楽に望んだため、肩の力を抜いてできたと思いますが、全9科目を二日間にわたって行う長期戦となるため、精神力も体力もかなり消耗すると思います。
また、筆記試験が合格となったら、次は実技試験となります。これは「音楽表現(弾き歌い)」、「造形表現(絵画)」、「言語表現(素話)」の3つの領域から2つを選択することとなります。私は「音楽表現」と「言語表現」を選択しました。余談ですが、私はこの時期、卒業論文と平行して保育士の筆記、実技をしていたため、特に実技は練習時間が満足に取れませんでした。そこで自分なりに実技において何を求められているのか、技術以外の要素を考え、その中で自分を最大限活かすように心がけました。結果としてはぎりぎりではありますが、無事合格を果たし、驚きつつも一安心となりました。
筆記でも実技でも、いかに自分を崩さずに臨めるかが重要なのではないかなと感じました。
今後の目標を教えてください。
今後は、保育士ではありませんが、子どもと関わっていく仕事に就くので、試験で学んだことを存分に活かしながら、これからも学んでいきたいと思います。そしていつか自身に子どもができた際には、子育ての足がかりにもできたらと考えています。また、子育てに困っている友人等がいたらその助けになれればと思います。
さいごに、保育士を目指す後輩へメッセージをお願いします!
保育士は難関資格とも呼ばれ、敷居が高く感じるかもしれませんが、本学は保育士資格獲得のための講座があり、支援も豊富にあると感じます。
保育士試験の勉強は範囲が広くとても大変ですが、もし、資格習得を目指そうと思ったらその時が吉日です! 私も思い立ってすぐ行動したので、膨大な範囲を網羅するためには、躊躇することなく始めることが大事だと思います。
少しずつ科目を合格していく方法もありますので、気張らずに楽しく勉強してみてください!