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学部・研究科レポート
学部長からのメッセージ
経済経営学部の特徴
経済学は人々が社会でお金の視点からどのように行動するのかについて、経営学は人々のそのような行動から会社組織の在り方や運営方針について考える学問と言えるでしょう。
経済学はいわば理論的抽象的に、経営学はいわば実践的具体的に物事を捉え解明していくもので、相互に密接に関係する学問なのです。
経済経営学部ではこの2つを幅広く学ぶことができます。2年次までは両分野の基礎を学び、知識の幅を広げます。
そのうえで、3年次になってからは、自らの興味や将来の進路に合わせてより専門性の高いコースに分かれ、自分の得意分野の理解を深めていきます。
今の時代は経済学も経営学も大学教室内だけで習得できる学問とは言えなくなってきています。
インターネットや世界のいろいろな場面で幅広く物事を経験し、そこから一定の法則や考え方を学ぶことも経済学と経営学を勉強する際にはとても大切なのです。
また、本学部のカリキュラムにある様々な講義・演習科目も経済・経営の知識を深め見識を広めることになるのです。
深い穴を掘ろうと思えば、間口を広くとらなければならないことと同じですが、一つの学問を極めるためには、入口のところで関連する分野の幅広い知識を身につける必要があるのです。
そうした点で、経済経営学部のカリキュラムはきわめて理にかなったものとなっています。
3コース体制
経済経営学部には、「経済と社会コース」、「経営と会計コース」、「観光&国際ビジネスコース」の3コースがあります。
経済学に関心が高ければ「経済と社会コース」を、経営学や会計学に興味があるのならば「経営と会計コース」を、そして観光ビジネスや国際ビジネスで活躍したい方は「観光&国際ビジネスコース」を選んでください。
就職と学び
企業などの職場で仕事をこなすときに、経済経営学部で学ぶ専門的な知識が必ず役に立つはずです。しかし、仕事に求められるのは、専門的な能力だけではありません。
「コミュニケーション能力」、「積極性」、「行動力」、「協調性」に加えて、視野の広さ、そして深い教養に裏打ちされた世界観や人間観といった社会人としての基礎的な能力がないと、組織の一員として生き残っていくことができません。
経済経営学部では授業の中で、「学び」がどのように「社会で生き抜くこと」とかかわっているのかを実例を通して説明していきます。
学生生活について
新型コロナ感染症による人々の行動制限が始まって3年目になりました。
当初のショッキングな世界的混乱からは落ち着きを取り戻してきてはいますが、いわゆるアフターコロナの在り方にはまだまだ問題が山積しています。しかし、この2年間の経験も決してすべてが無駄ではないでしょう。
様々に開発されてきているオンラインツールを利用したコミュニケーションの多様化や効率化、更には新しいライフスタイルの出現などはこれからの社会にとって新たなチャンスと捉えることができ、停滞している経済や経営の刷新可能性を高めるもの、と前向きに考えてみてください。
大学という新しい世界に入られた皆さんは多くの期待を持っているはずです。その期待をぜひ4年間でひとつずつ実現させていきましょう。
勉強することの楽しさを再確認し、新たな学問に触れ、様々な資格を取得し、部活やサークル活動を有意義に過ごし、かけがえのない友人を見つけるなど、皆さんの関心・知識・仲間づくりの輪を広げていってください。
それはきっとその後の長い人生の中でもいつまでも光り輝いた記憶となって残ることでしょう。
経済経営学部長 野田 裕康
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