経済学と経営学は、社会に出て仕事をするときに役に立つ学問です。経済経営学部では、経済学と経営学を幅広く学ぶことができます。2年次までは、両分野の基礎を学び、知識の幅を広げます。そのうえで、3年次なってからは、自らの興味や将来の進路に合わせてより専門性が高いコースに分かれ、自分の得意分野の理解を深めていきます。
深い穴を掘ろうと思えば、間口を広くとらなければならないことと同じですが、一つの学問を極めるためには、入口のところで関連する分野の幅広い知識を身につける必要があるのです。そうした点で、経済経営学部のカリキュラムはきわめて理にかなったものとなっています。
経済経営学部には、「経済と社会コース」、「経営と会計コース」、「観光&国際ビジネスコース」の3コースがあります。
経済学に関心が高ければ「経済と社会コース」を、経営学や会計学に興味があるのならば「経営と会計コース」を、そして観光ビジネスや国際ビジネスで活躍したい方は「観光&国際ビジネスコース」を選んでください。
企業などの職場で仕事をこなすときに、経済経営学部で学ぶ専門的な知識が必ず役に立つはずです。しかし、仕事に求められるのは、専門的な能力だけではありません。「コミュニケーション能力」、「積極性」、「行動力」、「協調性」に加えて、視野の広さ、そして深い教養に裏打ちされた世界観や人間観といった社会人としての基礎的な能力がないと、組織の一員として生き残っていくことができません。
経済経営学部では授業の中で、「学び」がどのように「社会で生き抜くこと」とかかわっているのかを実例を通して説明していきます。
新型コロナ感染症により、社会・経済はきわめて大きな影響を受けています。学生生活も忍耐を強いられています。通常に戻るまでには、しばらく時間がかかるかもしれません。われわれ教員は学生が学問に対する興味を持ち続けられるよう、教育に工夫を凝らし、全力でサポートしています。
コロナと折り合いをつけながらですが、学生にはできるだけ充実した楽しい生活を送ってほしいと願っています。これまでやったことがないこと、やりたくてもできなかった新しいことにチャレンジしてみてください。少々打算的ですが、その活動が人脈を広げてくれて、卒業して社会人になってから役に立つかもしれません。もちろん、本人が楽しいと感じることが一番です。
経済経営学部長 佐川和彦
オープンキャンパス模擬授業での佐川学部長(2019.8.3撮影)
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