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学部・研究科レポート
プロ野球独立リーグのドラフト会議で指名を受けた感想が届きました
2020 年11 月14 日(土)に開催されたルートインBCL(ベースボール・チャレンジ・リーグ)2020 ドラフト会議で、プロ野球独立リーグ(BCリーグ)の埼玉武蔵ヒートベアーズより指名を受けた硬式野球部所属の経済経営学部4年生から感想が届きました。指名に至るまでの道のりと、今後に向けた意気込みをぜひご覧ください。
埼玉武蔵ヒートベアーズから指名されて
樋口 正修(経済経営学部4 年 埼玉県立北本高校出身)
私は大学入学時からプロ野球選手になることを目標としてきました。高校3年生の時に駿河台大学の野林前監督に「上でやれる選手に育ててやる」と言っていただき、自分自身も大学で野球をやるならプロ野球選手を目指してやると決めていました。その目標を達成するために、私の1番の武器である走力を伸ばそうと、走塁の技術や判断能力を向上させる努力を続けてきました。
私は1年生の春のリーグ戦から試合に出させていただいていました。しかし、春、秋通じて打率は1割台で、盗塁も5、6回しか出来ず、大学野球のレベルの高さを痛感しました。そこで、私は1年生秋のリーグ戦終了後、イチから身体を鍛え直すことを決意し、以後、プロで通用する身体を作るためのウエイトトレーニングや体幹トレーニング、野球の基礎トレーニングを毎日欠かさず行うようにしました。特に、あまり得意でなかった守備については、コーチと1対1で守備の基礎中の基礎から細かい指導を受けるなど、数々の努力を続けてきました。その中でも一番苦しかったのは、1日5食以上の食事です。練習自体はどんなにきつくても耐えられましたが、体重を増やしつつ、自分の持ち味である走力が落ちないような食事管理を行うことにはとても苦労しました。トレーニングコーチからは、たんぱく質、炭水化物をたくさん摂取するように言われていましたが、小食の私にでも食べられる献立を考えることがとても大変でした。
こうした努力をしていく中で、すぐには結果がついてきませんでしたが、3年生の秋のリーグ戦では打率3割を超え、入れ替え戦を含めて3本の本塁打を放ち、チームの1部昇格に貢献することができました。
大学野球ラストの年であり、学生野球ラストの年でもあった今年の1年は、結果を残せずプロや社会人チームから声がかからなければ、野球はやめて一般企業に就職すると覚悟を決めていました。しかし、今回の新型コロナウィルスにより外出自粛を余儀なくされてしまい、今までの野球人生の中で一番気合いを入れていただけに、残念な気持ちと不安な気持ちでいっぱいでした。春のリーグ戦も中止になり、アピールする機会を失う中で、「このままだと不完全燃焼で野球人生を終えてしまう」との危機感とともに、秋季リーグ戦で少しでも自分をアピールできるように気持ちを切らさず、最善の準備をしてきました。その結果、ルートインBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズから特別合格枠で指名を頂きました。このチームで更に自分自身を成長させ、自分の目標であるNPB球団選手を目指してこれからも努力していきたいと思います。
最後に、この場をお借りして、これまでの野球人生を支えてくださった全てのみなさんに御礼申し上げます。みなさん、ぜひ今後の樋口正修の活躍をご期待ください。入団会見は、12月22日に行われる予定です。配信媒体は現時点で不明ですが、機会がありましたらご視聴いただけますと幸いです。
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