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駿大経済30周年(その5)~経済学部設立30年に思うこと(後半)

2020/05/13その他

 経済経営学部の前身である経済学部が駿河台大学の第2の学部として開設されたのは1990年(平成2年)のことでした。それからちょうど30年がたちました。その節目を記念して、最初期の経済学部を知る卒業生・教員の皆さんが当時の思い出を語る新連載を企画しました。開設当初の駿大経済の様子を懐かしく、あるいは新鮮な思いで垣間見ていただければと思います。

 連載第5回目は、4回目に引き続き、平成2(1990)年4月から平成31(2019)年3月まで29年間、経済学部に勤務していらした南林さえ子名誉教授にご登場いただきます。

経済学部設立30年に思うこと(後半)

駿河台大学名誉教授 南林さえ子

 社会貢献というキーワードは設立当初からありました。自然豊かな飯能市という土地の特徴を生かした活動としてエコツーリズムが提唱されていますが、設立時でも大いに興味のあるテーマでした。キャンパスの南側にある加治丘陵には大きく削られた崖があります。設置時の飯能市との覚書で敷地の半分は緑地として残すとされていましたので、キャンパスには加治丘陵の緑地がそのまま残っています。そこにかつて加治丘陵を縦断する滝山古街道と呼ばれる道が通っていたということを知ったのは設立後数年してからでした。この道は鎌倉街道上道の枝道ともいわれており、入間市金子から金子神社の方向に古道を北に歩くと、ドコモの鉄塔を過ぎて舗装道に寸断されますが、さらに進むと古道の続きは掘割の道となり街道を味わうことができます。さらに進むと、突如崖の上に出て道が途絶え、駿河台大学のキャンパスが現れます。駿河台大学の建設時に道が寸断されたことがわかります。古道の続きは、先の舗装道に戻り、さらに金子から阿須に抜ける市道に出て、阿岩橋の先でつながります。

20200513keizaikeiei__01.jpg古街道を抜けて崖の上から見たキャンパス

 私はゼミ生とこの道を歩き、鎌倉古道の一つが我がキャンパスを通っていてそれを切断させてしまったという歴史に心動かされたことを覚えています。さらに市道への道に不法投棄が多くあったことなど、キャンパス周辺の環境に驚きました。2002年11月、経済学部1年生ゼミ全体で不法投棄場所の投棄物の回収、飯能市役所のクリーンセンターとの協力を行うイベントをしました。山の中に投棄された自動販売機の回収や市道沿いの川岸の大量の廃棄タイヤの回収、入間川の川岸の清掃などを行いました。環境問題が身近にあり考えさせられました。

20200513keizaikeiei__02.jpg環境整備サークルを立ち上げて活動していたころ

 開設当初の学生生活は新しい大学の歴史を自ら構築する意気込みであふれており、様々な活動に積極的に取り組む姿勢が我々教員にも伝わってきました。駿輝祭でともにイベントに参加した卒業生とはいまだにそのころのことを笑って話す間柄です。


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