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学部・研究科レポート

2020.05.09

駿大経済30周年(その4)~経済学部設立30年に思うこと(前半)

 経済経営学部の前身である経済学部が駿河台大学の第2の学部として開設されたのは1990年(平成2年)のことでした。それからちょうど30年がたちました。その節目を記念して、最初期の経済学部を知る卒業生・教員の皆さんが当時の思い出を語る新連載を企画しました。開設当初の駿大経済の様子を懐かしく、あるいは新鮮な思いで垣間見ていただければと思います。

 連載第4回目・5回目は、平成2(1990)年4月から平成31(2019)年3月まで29年間、経済学部に勤務していた南林さえ子名誉教授にご登場いただきます。

経済学部設立30年に思うこと(前半)

駿河台大学名誉教授 南林さえ子

 駿河台大学は法学部のみの単科大学として、昭和62(1987)年に埼玉県飯能市に開学しました。駿河台大学の建学の精神は「愛情教育」であり、学生一人ひとりの個性を尊重し、その能力を最大限に伸ばしていくことを目指しています。開設に合わせてアメリカの地方大学をイメージした講義棟が作られました。ロケ撮影などに良く使われる建物です。

keizai20200509_1.jpgアメリカの地方大学をイメージしたという講義棟。今も雰囲気は変わりません。

 平成2(1990)年に第2の学部として経済学部が経済学科と経営情報学科の2学科体制で設立されました。経済学部の開設目的は、経済全般についての基礎理論及び国際経済に関する広い知識を修得し、国際社会において活躍できる人材の育成にあるとされました。高度情報化、グローバル化が進む社会の要請が強かった時代です。折りしも、世の中はバブルで湧き上がっており、経営情報に関わる学部や学科が軒並み開設された時代でした。経済学部設立に合わせて、そびえたつ第二講義棟が建設され、玄関を入ると訪問者を招き入れるような大きな廊下が配置され、その右側にコンピュータルームが2部屋つながっており、情報化社会を支える人材育成に力を入れる意気込みを感じたものでした。

keizai20200509_2.jpg第二講義棟の入口から中を見たところ。かつてコンピュータルームだったという右側は
今はキャリアセンターになっていて、就活中の学生たちの拠点です。

 学部長は荒 憲治郎先生が就任され、穏やかではありますが筋の通った学びが追求されていたように思います。経済の基礎理論、国際経済、経営学、会計学専門の先生方が、新しい学生を迎えました。私の担当しました情報教育は必修であり、駿河台大学の情報教育のレベルの保障を追求した教育と考えていました。

 その後、平成19年(2007)年に、2学科制を改め経済経営学科として統一した学科で経済学と経営学を共に選択して学べるようになり、さらに平成25(2013)年には、経済経営学部と改組して、経済学と経営学の両領域の知識と幅広い教養を活用し地域社会の中核として諸活動を担う人材を育成することを目的としました。この年地域連携センターが設立され地域連携の中心となりました。



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