大学構内、学生寮からキャンパスに向かう途中の階段の脇で日本の初夏を代表する花、アジサイが開花しています。アジサイは梅雨時の花として有名ですが、開花期が長いため梅雨明け後も楽しむことができます。また、花の色が土壌中のpHによって変化することも知られています。
アジサイは来日したシーボルトが重点的に研究に取り組んだ植物としても知られていて、当時アジサイをHydrangea otaksaとして新種記載しました。この時の標本は現存していて、東京大学総合研究博物館が所蔵しています。種小名は日本人の妻タキに由来していますが、今日では別の学名が用いられているようです。
また、ビオトープやスポーツ学生寮のかたわらではネジバナが開花中です。ネジバナはラン科の在来種として貴重な存在、らせん状に花をつけるのが面白く、「もじずり」の別名でも知られています。
駿大構内ではアジサイ(左)、ネジバナ(右)の花が開花しています(2020.6.17撮影)
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