構内のソメイヨシノは散り始めており、キャンパスの中庭では芝生の上に花びらが雪のように積もって、それはそれで美しい風景を作り出しています。かわって咲き出したのは中庭に1本だけある珍しい品種の桜スルガダイニオイです。本品種は香りが強いのが特徴で、江戸駿河台の武家屋敷にあり、香が強かったことから命名されたそうです。名前との連関から植えられたのでしょうか。
ビオトープの脇ではシバザクラやハナズオウの鮮やかなピンクの花が開花しており、背景の加治丘陵の新緑と美しいコントラストを作り上げています。大学周辺は今まさに百花繚乱の季節を迎えようとしています。
コロナウィルスの喧騒をよそに植物は季節が進んでゆき・・・と書きたいところですが、ここ数年開花は温暖化の影響で年々早まる傾向にあり、植物たちもまた別の意味で異常事態の中にあると言えそうです。
散りゆくソメイヨシノ(左)と咲き始めたスルガダイニオイ(右)、中庭にて(2020.4.8撮影)
ビオトープ脇のシバザクラ(左)とハナズオウ(右)(2020.4.8撮影)
駿大の里山のコナラの新緑(左右とも)。もっとも美しい季節を迎えています(2020.4.8撮影)
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