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学部・研究科レポート

2020.10.24

秋の花々と秋の実り〜駿大里山&ビオトープ通信2020その10〜

 一昨年、昨年と台風の直撃があり、駿大の里山も被害がありましたが、今年はこれまでは大きな台風の直撃はありません。夏は酷暑が続いたものの、秋は比較的順調に進み、駿大周辺でも秋の花々と実りがあちこちで見られるようになりました。今回はそうしたもののいくつかを紹介します。里山の秋を感じていただければ幸いです。

秋を告げる花々

 取材時は10月16日。紅葉にはまだ早い時期ですが、大学周辺は秋を告げる花々と実りの季節となっています。大学構内ではキク科の外来種、セイタカアワダチソウが目立ちますが、里山に入ればキク科やタデ科などの在来種の花も目立ちます。今回紹介するのは、タデ科の代表種ミゾソバ、ススキの寄生植物として有名ですが希少なナンバンギセル、キク科の小低木コウヤボウキです。ナンバンギセルは寄生植物のため葉はなく、名前の通りのキセル状の紫の花がいきなり出現する特徴的なものです。コウヤボウキは細くて真っ直ぐな枝をつけるため高野山で箒の材料としたことから名付けられました。

20201024keizaikeiei.png駿大の里山で見られる秋の花々。(左)ミゾソバ、(中央)ナンバンギセル、(右)コウヤボウキ。

秋の実り

 秋の実りも順調です。駿大の里山で最も普通な樹木、コナラも多くの堅果(いわゆるドングリ)をつけ、構内の道路にもたくさん落ちています。里山では葉や茎の異臭からその名がつけられたクサギがピンクの萼とブルーの実の美しいコントラストを見せ、林内ではアケビの実やヤマノイモのムカゴ(栄養繁殖器官)も見られました。

20201024keizaikeiei001.png駿大の里山で見られる秋の実り。(左)クサギ、(中央)アケビ、(右)ムカゴ(ヤマノイモの栄養繁殖器官)。



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