地域科目「地域とスポーツ」は経済経営学部の教員（明石・大森・小澤・増田・町田）がオムニバス形式で担当していますが、今年度はサッカー部の高峯監督、ラグビー部の松尾監督、埼玉西武ライオンズ球団の方々、ハンドボール日本男子代表の舎利弗コーチも講義に加わってくださっています。このとても贅沢な授業の一旦をお伝えしたいと思います。

　6月19日（水）は、埼玉西武ライオンズ営業部の髙木大成部長の回でした。甲子園、六大学野球、広島アジア大会、アトランタ五輪、そして西武ライオンズで選手として活躍されたあの「髙木大成選手」です。2005年の引退後はコクド、西武ライオンズ、プリンスホテルといった西武グループの企業で主に営業に携わっていらっしゃいます。授業は、「夢はありますか？」という問いかけから始まり、「目標」や「夢」を持つにあたって五感で感じることがいかに大切かの説明へと続きました。「指導者に恵まれた」というご自身の経験を交えてのお話をうかがっていると、「体感」してこそ「具体的な夢や目標」が持てるのだということが実感できました。

　また、日本のスポーツの発展のカギはセカンドキャリアが握っているのだというお話も、大変興味深いものでした。今後世界レベルの選手を輩出するためにも、日本で一番メジャーなスポーツである野球が先頭に立ってセカンドキャリアの充実に努めなければならないという決意には、とても力強い響きがありました。髙木先生、貴重なお話をどうもありがとうございました。

「地域とスポーツ」で講義をおこなう埼玉西武ライオンズの髙木大成様（2019.6.19撮影）
学生たちはこのようなお土産までいただきました。埼玉西武ライオンズの皆様、どうもありがとうございました。（2019.6.19撮影）