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学部・研究科レポート

2021.06.18

法学部の授業紹介'21(3)比較文明論―海老澤豊教授

「法学部の授業紹介'21」として、法学部の教員が自ら担当する講義やゼミを紹介します。第3回目は海老澤豊教授による「比較文明論」の紹介です。ただし、今年度は対面授業とオンライン授業を交えておこないますので、多少は内容や方法が変わる場合があります。


人間はどのように文明を発達させてきたのか

法学部教授 海老澤 豊

「比較文明論」は法学部独自の科目ではなく、全学部の2年生以上を対象にした教養発展科目のひとつです。西洋と東洋の文明を比較しながら、人間の文明がどのように発展してきたのかを考えます。

世界最古の文明といわれるメソポタミア(現在のイラク)には紀元前4000年頃には都市が造られていました。都市には神々を祀る大神殿が聳え、膨大な量の供物が捧げられていました。やがて絵文字に代わる楔形文字が発明され、川から農地に水を引く灌漑技術が発達し、人々の分業化や階層化が進んでいきます。『ハンムラビ法典』が編纂され、『ギルガメシュ叙事詩』のような文学作品や「ウルのスタンダード」のような美術工芸品も作られるようになりました。

20210618.jpgウルのスタンダード(一部)紀元前2600年頃
ウィキメディア・コモンズから

この授業では他にも以下のような内容を取り上げて講義します。都市の誕生、地図と世界観の変遷、街道の発達、乗り物の進化、道具の発明、軍事技術の進歩、文字と印刷革命、住居の歴史、医学の発展、東西の食卓、日本とヨーロッパの城など。

受講者が多いために、残念ながらオンラインでの授業となりますが、早くコロナが終息して教室で対面授業ができることを祈るばかりであります。

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