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学部・研究科レポート

2025.01.28

音楽で気分は変わる?

皆さんは、生活の中でどのような音楽を聴きますか。アップテンポの曲、ゆったりとした静かな曲、切なさや悲しみを表現した曲など…私たちの周りには様々な音楽があふれています。

この「音楽」がこころに及ぼす影響について調べた研究成果の一つに、気分誘導効果があります。気分誘導効果とは、聴取する音楽の感情価(感情的な性質)に近い気分が誘導されるという現象を指します。たとえば、「アップテンポの曲を聴いているうちに、気が付くと明るく元気な気分になっていた」という経験をしたことがある人は、少なくないと思います。

では、聴取者の気分に影響を与える音楽とは、どのようなものでしょうか。日本で行われた研究では、「元気がでる音楽は、リズムが強調され、テンポが比較的早い」ことや、「癒される音楽は、リズムはそれほど強調されず、テンポがゆっくりで、メロディがシンプル」などといったことが明らかにされています。皆さんの音楽プレイリストの中に該当する曲が入っていたら、それらを聞くことで、元気な(癒された)気分になるかもしれません。

一方で、どのような音楽がどのような気分を喚起するかという関係は、そう単純ではありません。音楽の聴取態度(何を目的に音楽を聴くのか、など)や聴取時の状況といったさまざまな要因により、同じ音楽でも誘導される気分が異なってくる可能性が考えられます。音楽と気分との関係は、これからも心理学の興味・関心の的になり続けるでしょう。

参考文献

  • 松田真谷子・厚味高広・伊東康弘 (2001). 如何なる種類の音楽を聞いたとき人は元気が出ると感じるか 日本音楽療法学会誌, 1(1), 2001, 87-94.
  • 松田真谷子・厚味高広・鈴木茂孝他 (1998). 「心が安らぐ」「心がいやされる」と感ずるのは,どんな音楽を聴いたときか 日本バイオミュージック学会誌, 16(2), 201-208.

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