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駿河台大学教養文化研究所・比較法研究所共催 公開シンポジウムが開催されました

2019/11/07教育・研究

 10月30日(水)13:20~16:00、第2講義棟4階AVホールにて、教養文化研究所主催シンポジウム「戦争の記憶をどう伝えるか―映画『タリナイ』から出発して―」を開催しました。映画『タリナイ』を視聴した後、監督・プロデューサーである大川史織氏に、ご講演をしていただきました。パネリストには東京外国語大学非常勤講師の今井勇氏、本学グローバル教育センターの山下尚一准教授が登壇し、映画が示唆するメッセージ、舞台となったマーシャル諸島の歴史、そこに暮らす人々の日常生活のなかに見える戦争の記憶、そして、戦争の記憶をどのように伝えるのかという問題についてコメントをしました。その後、フロアを交えて活発な意見交換がなされました。

 大川氏は、作り手として映画ができた背景、映画の姉妹編である著書『マーシャル、父の戦場』の紹介、そして上映後の反響についてお話しくださいました。

 今井氏は、「マーシャル諸島と日本―統治、戦中・戦後、そして現代―」というタイトルのもと、マーシャル諸島の歴史、マーシャル諸島における日本軍の行動について解説した後、公的・国家的な「戦争の記憶」と私的・個人的な「戦場の記憶」の関係についてお話しくださいました。

 山下氏は、「戦争はいつはじまりいつ終わるのか―リズムとしての戦争―」というタイトルのもと、戦争が客観的にいつはじまっていつ終わるとはいいがたいこと、戦争からうまく距離をとることがむずかしいこと、そして、戦争は私たちがつくり出すとともに私たちを巻き込むリズムであることを発表しました。

 本年度、教養文化研究所主催のシンポジウムは通算44回目を迎え、会場には約120名の地域の方々や本学教員・学生にお越しいただき、大変盛会に行われました。

20191107kouenkai_01.jpg大川 史織 氏

20191107kouenkai_02.JPG今井 勇 氏(左)、山下尚一准教授(右)



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